2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

・KISEKI trial、論文化

第1世代ないし第2世代のEGFR-TKIとプラチナ併用化学療法施行後に病勢進行に至った、T790M耐性変異陰性、EGFR遺伝子変異陽性の進行非小細胞肺がん患者を対象に、オシメルチニブの有効性を検証した第II相KISEKI trialが論文化されていました。 企画段階からの…

・髄膜癌腫症で病勢進行した日本人EGFR遺伝子変異陽性肺がんに、オシメルチニブはどの程度効くのか

EGFR遺伝子変異陽性進行非小細胞肺がんに対し、オシメルチニブが初回治療で用いられるようになってからというもの、T790M耐性変異の有無を調べる、という機会が失われているように感じます。 髄膜癌腫症に対するオシメルチニブの有効性を研究について調べて…

・第III相KEYNOTE-789試験・・・EGFR-TKI耐性化後のKEYNOTE-189レジメンの使い方は?

先だって開催された米国臨床腫瘍学会年次総会から。 EGFR-TKI耐性化後の治療として、プラチナ製剤+ペメトレキセド併用療法にペンブロリズマブを上乗せすることの意義を検証したKEYNOTE-789試験の結果です。 早い話が、EGFR-TKI耐性化後にKEYNOTE-189レジメ…