2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

CheckMate 017 / 057の統合解析・・・5年生存割合は

進行非小細胞肺癌に対する二次治療におけるニボルマブの有用性を検討したCheckMate 017 / 057試験。 5年生存割合のデータがWCLC2019で公表されていた。 二次治療からの5年生存割合が13.4%、5年無増悪生存割合が8.0%というのは立派な成績。 TPS<1%でも5年生…

FLAURA全生存期間解析・・・初回治療オシメルチニブ、アジア人とExon21変異では全生存期間を延長せず

EGFR阻害薬は、どちらかというとアジア人の方が有効なイメージを持っていた。 オシメルチニブではどうもそうではなさそうだ。 先般開催された2019年欧州臨床腫瘍学会年次総会で、FLAURA試験の追跡調査結果が発表された。 EGFR遺伝子変異陽性非小細胞肺癌に対…

2019年ノーベル医学生理学賞は「細胞の低酸素応答メカニズム」研究へ

2019年のノーベル医学生理学賞は、「細胞の低酸素応答メカニズム」の解明に尽力したWilliam G. Kaelin Jr, MD、Sir Peter J. Ratcliffe, FRS、Gregg L. Semenza, MD, PhDの3氏に贈られるとのこと。 インターネット上で記事をナナメ読みしてみると、 ・酸素の…

KEYNOTE-024 data updated

TPS>50%の患者に対する初回ペンブロリズマブ単剤療法の有効性を検討したKEYNOTE-024試験。 これまで何度となく取り上げてきた。 http://oitahaiganpractice.junglekouen.com/e856772.html http://oitahaiganpractice.junglekouen.com/e874097.html http://o…

KEYNOTE-189再々掲

化学療法+免疫チェックポイント阻害薬併用療法も随分定着してきた感がある。 若年、TPSが低めの患者を選択して適用されているように感じる。 いまのところ、化学療法のみ、あるいは免疫チェックポイント阻害薬のみの治療に比べて、重篤な有害事象が出ている…