TPS>50%の患者に対する初回ペンブロリズマブ単剤療法の有効性を検討したKEYNOTE-024試験。
これまで何度となく取り上げてきた。
http://oitahaiganpractice.junglekouen.com/e856772.html
http://oitahaiganpractice.junglekouen.com/e874097.html
http://oitahaiganpractice.junglekouen.com/e906138.html
http://oitahaiganpractice.junglekouen.com/e914135.html
WCLC2019でupdate dataが公表されていた。
生存期間中央値はペンブロリズマブ群で26.3ヶ月、化学療法群で14.2ヶ月と、ペンブロリズマブ群の生存期間が以前よりやや短縮し、
その差が縮まっていた。
しかし、今回の生存曲線を見る限り、ペンブロリズマブ群には39ヶ月未満の時期における打ち切り例がほぼ認められず、3年までの生存データとしてはほぼ確定したと言っていいだろう。
ハザード比0.65、生存期間はほぼダブルスコアという事実は変わっていない。
さらに驚くのは、一旦奏効したら、奏効持続期間(DoR)が極めて長いということだ。
ペンブロリズマブ群の奏効持続期間は未だに中央値に達しておらず、奏効した患者の半数以上は3年間を経過してもなお、腫瘍縮小状態を維持している。
また、最後のコメントからは、ペンブロリズマブ再投与を受けた患者にも何らかの恩恵がありそうな雰囲気が感じられる。