2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧
本日(2017/05/18)、CrizotinibがROS1融合遺伝子陽性肺がんに対する追加適応を取得したとのこと。 http://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/press/2017/2017_05_18.html コンパニオン診断も近日中に保険収載される見通しらしい。 https://rikengenesis.jp/c…
当院でもPD-L1検索をポツリポツリ行っていますが、今のところ最高値は50%陽性です。 陽性所見は小さな生検組織標本の中でもかなりばらつきがあり、どうやって数値化してるんだろうと首を傾げてしまいました。 多分実際の診断に当たっている病理医の先生方も…
ELCC 2017: Ensartinib Demonstrates CNS Activity in ALK-Positive NSCLC By The ASCO Post Posted: 5/9/2017 12:56:02 PM Last Updated: 5/9/2017 12:56:02 PM Ensartinibは中枢神経系転移を有するALK陽性非小細胞肺がんに対して、中枢神経病変に対する有…
いよいよ、免疫チェックポイント阻害薬と化学療法の併用が実地臨床の世界に入ってきた。 今回は、Pembrolizumabと化学療法やCTLA-4阻害薬の併用に関して手広く検証している第I / II相臨床試験の結果を踏まえて、FDAが仮承認をした、というものである。 Pembr…
"pseudo-progression"や"durable response"、免疫チェックポイント阻害薬を語る上ですっかり定着した感のあるこれらの言い回し。 身近なところでもそうした患者さんが見られはじめている。 ir-RECISTでは、確か治療開始後120日ごろの効果判定が推奨されてい…
先月中旬に、胸腺癌もしくは肺扁平上皮癌+上大静脈症候群、両側胸水貯留、心嚢液貯留に対する放射線治療後のリハビリということで転院してきた患者さん。 転院直前に右胸膜癒着術を行われたものの、転院後も両側胸水、心嚢液は増え続けた。 あれこれ悩んだ…
残念ながらnegative studyに終わったNivolumabの初回治療臨床試験、CheckMate026。 後解析の結果、腫瘍の遺伝子異常総量(Tumor Mutation Burden, TMB)が多いほどNivolumabの効果が高かったとのこと。 先日の日本呼吸器学会総会でも、PD-L1発現よりもTMBの…
今年度になって、幼馴染のお父さんが進行胃癌になったということで、しばしば相談を受けている。 もともと前立腺癌があり、近くの総合病院の泌尿器科を定期受診していた。 ホルモン療法だけでかなり落ち着いていたようで、PSAは正常範囲を維持していた。 と…