Overall Survival with Neoadjuvant Nivolumab plus Chemotherapy in Lung Cancer Patrick M. Forde et al.N Engl J Med. 2025 Jun 2. doi: 10.1056/NEJMoa2502931. Online ahead of print. 背景: 第III相臨床試験において、切除可能な非小細胞肺がん患者に…
EGFRチロシンキナーゼ阻害薬のrechallenge治療に関する研究をもう1件。 EGFR遺伝子変異陽性進行非小細胞肺がんに対してオシメルチニブを使用し、中止したのちにEGFR-TKIを用いて治療するにあたり、オシメルチニブ以外のEGFR-TKIを用いたらどうか、という検討…
今年ももうすぐ終わりですね。 振り返ってみれば、あまり筆が進まない1年でした。 理由は様々です。 ・有望だと報告される治療があまりに多すぎて、どれから手を付けていいかわからない ・免疫チェックポイント阻害薬関連では、近年周術期や局所進行期に関す…
論文本文の解釈にてこずって、記事にするまでにずいぶん時間がかかってしまいました。 それでも、先々も振り返ってじっくり考える価値のある内容だと感じましたので、どうにかここまでこぎつけました。 EGFR遺伝子変異陽性進行非小細胞肺がんに対し、オシメ…
切除不能局所進行非小細胞肺がんは、根治を目指しうる、治療開発の意義がとても大きな病状のひとつです。 近年の周術期薬物療法の発展に伴い、手術を絡めた治療選択の幅が広がったとはいえ、化学放射線療法の重要性が色褪せることはありません。 手術に耐え…
近年、局所進行非小細胞肺がんに対する治療開発が大きく花開いていますが、振り返ってみると化学放射線療法に関する我が国の重要な知見は、2010年前後に集中していました。 今回紹介する第III相WJTOG0105試験は、統計学的には有意義な結果が得られなかったの…
EGFR遺伝子変異陽性非小細胞肺がんに対して、 1 進行期 2 根治切除後の術後補助療法 3 局所進行期の化学放射線療法後地固め療法 として、着々とその立ち位置を築いてきたオシメルチニブ、今回は術前補助療法としての意義があるのか、という報告です。 近…
先日、知人から「肺がん診療がうまく行かなくて落ち込むことがある」との相談を受けました。 無理もないです。 治療が格段に進歩したとはいえ、それがうまく行かず、短期間に担当患者さんが亡くなってしまうことも少なくありません。 だからこそ、肺がんはが…
二重特異性抗体は様々な分野で進んでいるようです。 EGFRの領域ではEGFRとMETに対する二重特異性抗体であるアミバンタマブの話題が盛り上がっています。 今回取り上げるのは、PD-1とVEGFに対する二重特異性抗体であるivonescimabの話題です。 こうした新しい…
RET融合遺伝子陽性進行肺腺がんに蝕まれた義父が最後の望みとしてセルペルカチニブを飲み始めてから、あと一週間で1,000日を数えます。 いろいろと紆余曲折があり、ときには肺血栓塞栓症を合併して厳しい呼吸状態に陥ったこともありましたが、肺がんと共存し…