2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

・ニボルマブ+イピリムマブ±プラチナ併用化学療法 オンライン講演会

2021年01月22日、標記のテーマでオンライン講演会がありました。 幸い開始時刻に間に合うように帰宅できたので、夕食は後回しにして自宅から視聴しました。 とても勉強になったので、少しだけ復習しました。 ・免疫チェックポイント阻害薬に関わる代表的な有…

・オンコマインDx Target Test マルチ CDxシステム一時供給停止

昨夜受講したwebinerで、「オンコマインDx Target Test マルチ CDxシステム」の便利さを再認識したところでした。 なんとか大きな生検組織をとって、積極的にオンコマインDxTTに提出しなければ、と決意を新たにしたところでこの通知です。 切なすぎます。 文…

・RET融合遺伝子肺癌に対するもうひとつのvandetanib第II相試験・・・韓国から

LURET試験と時期を同じくして結果が報告された、RET肺がんに対するvandetanib投与第II相試験、韓国から。 LURET試験に比べて患者背景が異なる、RETの確認方法が異なる、奏効割合が低いなど、学会発表当時はいろいろと取り沙汰されました。 RET陽性肺がんに対…

・RET融合遺伝子陽性肺がんに対するlenvatinib単剤治療の第II相試験・・・ややインパクトに欠けるか

こちらは、RET融合遺伝子陽性肺がんに対してlenvatinibを用いた第II相試験です。 奏効割合16%とややインパクトに欠けるうえ、毒性が高い印象です。 RET融合遺伝子陽性肺がんに対する他の薬の開発状況を見る限り、lenvatinibの出番はなさそうです。 A phase 2…

・LURET試験・・・RET陽性肺がん臨床試験の嚆矢

LC-SCRUMプロジェクトの単緒となったLURET試験。 うっかりして、きちんと記事にしていませんでした。 肺がんに関連した遺伝子異常として我が国で見いだされ、しかも最初の薬物療法臨床試験がLURET試験という形で世界で初めて報告されたにも拘わらず、RET遺伝…

・RET肺がんに対するSelpercatinibの第III相試験 LIBRETTO-431

最近、ひょんなことからRET融合遺伝子陽性肺がん患者に触れる機会がありました。 というのも、義理の父がRET融合遺伝子陽性の進行肺腺がんと診断されたのです。 義理の父は非喫煙者なので、進行肺がんと診断されたこと自体が驚きでした。 加えて、RET肺がん…

・FDAが進展型肺小細胞がんの三次治療以降でのニボルマブ承認を取り消し

2018年08月、米国食品医薬品局は、進展型肺小細胞がんの三次治療以降でニボルマブ単剤療法を承認していました。 http://oitahaiganpractice.junglekouen.com/e940275.html ところが、2020/12/29付で、本承認を取り消す趣旨の発表がブリストルマイヤーズ社か…