・オンコマインDx Target Test マルチ CDxシステム一時供給停止

 昨夜受講したwebinerで、「オンコマインDx Target Test マルチ CDxシステム」の便利さを再認識したところでした。

 なんとか大きな生検組織をとって、積極的にオンコマインDxTTに提出しなければ、と決意を新たにしたところでこの通知です。

 切なすぎます。

 

 文字通りone-fit-allで、適正に検査ができれば(提出標本の質を保つのは簡単ではないのだが)、METエクソン14スキップ変異以外の保険診療上必要な遺伝子異常検索は、本検査のみで賄えます。

 

 日本臨床腫瘍学会、日本肺癌学会を通して、サーモフィッシャーサイエンティフィックライフテクノロジーズジャパン株式会社から通知が来ました。

 

 

 この度、弊社のオンコマインDx Target Test マルチ CDxシステム(オンコマインDxTT)の供給が一時停止に至りましたことをご報告申し上げます。今回のオンコマインDxTTの供給停止につきまいては、本品のクオリティーチェックにおいて問題が検出されたことに起因しております。

 これにより外注先検査センター様の当該検査受託につきましても、一時停止となる見込みです。

 供給再開に向けて総力を挙げて取り組んでおりますが、供給再開時期につきましては、早くとも2021年2月15日以降となる見込みです。

 

 

 ・・・世の中、なかなかうまくいかないものですね。

 当面は、EGFR→ALK→METエクソン14スキップ→ROS1→BRAF等々、各担当医の判断で優先順位をつけて個別の変異検索検査を進めるしかないでしょう。