昨日は木曜日でしたので、いつもの通り大分大学病院に行って、若手の気管支鏡指導と肺癌患者さんの動向確認を行ってきました。
どちらも順調に終わりましたが、
「串間先生が肺病理の講義をしてくださるそうなので、研究室に集まってください」
との4年目の後藤先生の声。
呼吸器内科のみんなが病理の話をする機会なんて、大学でもなかなかないので、私も参加することにしました。
写真右側が串間先生、左側が後藤先生です。
Spencerの肺病理の教科書を脇において、串間先生が特発性器質化肺炎、過敏性肺臓炎の組織構築について模式図を使ってお話されています。
大変勉強になりました。
基本的知識の講義の後は、ここ最近で得られた生検標本のプレパラートを皆で供覧しました。
右奥に見えるのは、顕微鏡のスライド画像を供覧するためのモニターです。
ここに所見を映しながら、皆でいろいろ議論しました。
腫瘍病理については私も少したしなみがありますので、生検標本の多数を占める肺がんの生検標本については私が解説しました。
大細胞神経内分泌癌を疑わせるロゼット様の組織像があったので、免疫染色を追加するよう指示したり、20年越しで肺転移再発したと思われる乳癌の症例があったりで、なかなか得るものが多い勉強会でした。
機会があれば、是非また参加させていただきます。