2024-10-01から1ヶ月間の記事一覧

・第III相JCOG1914試験・・・高齢局所進行非小細胞肺がんに対するカルボプラチン+ナブパクリタキセル毎週併用療法+同時併用根治的胸部放射線照射

切除不能局所進行非小細胞肺がんは、根治を目指しうる、治療開発の意義がとても大きな病状のひとつです。 近年の周術期薬物療法の発展に伴い、手術を絡めた治療選択の幅が広がったとはいえ、化学放射線療法の重要性が色褪せることはありません。 手術に耐え…

・第III相WJTOG0105試験・・・我が国における局所進行非小細胞肺がんに対する化学放射線療法開発の一里塚

近年、局所進行非小細胞肺がんに対する治療開発が大きく花開いていますが、振り返ってみると化学放射線療法に関する我が国の重要な知見は、2010年前後に集中していました。 今回紹介する第III相WJTOG0105試験は、統計学的には有意義な結果が得られなかったの…

・オシメルチニブに術前補助療法としての意義はあるのか

EGFR遺伝子変異陽性非小細胞肺がんに対して、 1 進行期 2 根治切除後の術後補助療法 3 局所進行期の化学放射線療法後地固め療法 として、着々とその立ち位置を築いてきたオシメルチニブ、今回は術前補助療法としての意義があるのか、という報告です。 近…