2019年 第59回日本呼吸器学会備忘録その1

2019年 第59回日本呼吸器学会備忘録

〇 MS46:実臨床においてオシメルチニブを投与された147人の検討

・2008年1月から2017年8月の期間内に、中部・東海地方の11施設で調査を実施

・二次治療でオシメルチニブの投与を受けた患者が対象

・初回治療で使用したEGFR阻害薬は、ゲフィチニブ 726人、エルロチニブ 413人、アファチニブ 235人の計1374人、そのうちT790M陽性で二次治療でオシメルチニブが使用できたのは147人(10.7%)だった

・オシメルチニブ治療継続期間(Time on Treatment)は13.8ヶ月

・全生存期間は未到達(66.2ヶ月−未到達)

・治療中止の理由として重要だったのは間質性肺炎、9人(6.1%)

・免疫チェックポイント阻害薬投与後3ヶ月以上経過してからでオシメルチニブを使用開始した患者は5人いて、解析時点では全例生存中だった