2020-02-04から1日間の記事一覧

pleomorphic carcinomaのPD-L1発現

2019年日本呼吸器学会総会・・・だったかな。 近畿中央胸部疾患研究センターから・・・だったかな。 pleomorphic carcinomaの切除後5年生存割合が68.2%というのは立派な成績では。 ・2002年1月から2016年12月までの期間で集積 ・pleomorphic carcinoma切除例…

がん疼痛薬物療法

これもBest of ASCO 2019から。 WHOの疼痛緩和ガイドラインが改訂されたことは、意外と知られていないのではないか。 少なくとも私は、このノートを見直すまでは思い出せなかった。 不覚。 ・2018年2月から3月にかけておこなった遺族調査:死亡前1ヶ月間、患…

悪性胸膜中皮種に対するCAR-T細胞療法

Best of ASCO 2019より。 悪性胸膜中皮腫に対するCAR-T細胞療法局所治療。 全身投与ではないだけに、有害事象も押さえられるのかもしれない。 局所進行性の強い悪性胸膜中皮腫の治療戦略としてはいいのかも。 ASCO 2019 Abst.#2511 Mesothelin treated CAR-T…

脳転移のある患者に対する、定位脳照射後の予防的全脳照射

・・・とはいえ、これは悪性黒色腫の話。 Best of ASCO 2019で紹介されていた話をノートに取っていたので、書き残しておく。 〇 悪性黒色腫の脳転移 ・転移性脳腫瘍の原発巣:肺癌>乳癌>悪性黒色腫 ・脳転移が転移全体に占める割合が多い癌:悪性黒色腫>…

・PD-1抗体治療後の化学療法の効果、高齢者へのペンブロリズマブ単剤療法

2019年 日本臨床腫瘍学会での口演発表内容からの備忘録 PD-1抗体使用後のドセタキセル+ラムシルマブ併用療法の効果が増強する、という話は面白い気がします。 高額医療を理由に、ドセタキセル+ラムシルマブ併用療法を採用していない病院では応用できないか…

PACIFIC試験における3年生存割合

いまさらと言われそうだが、ASCO2019で発表された、PACIFIC試験のupdated data。 生存期間中央値はデュルバルマブ群で未到達(95%信頼区間38.4ヶ月から未到達)、プラセボ群で29.1ヶ月(22.1ヶ月から35.1ヶ月)。 3年生存割合はデュルバルマブ群で57.0%(52…