ノギテカン、入手困難に

 最近、知り合いの先生に教えて頂いたのですが、進展型小細胞癌の二次治療以降で使用されるトポテカン / ノギテカンが、イタリアの製造工場のなんらかのトラブルで出荷が滞っているそうです。

 少なくとも7か月程度は入手できなくなるとのこと。

 日本国内では、進展型小細胞癌に対してはPEI療法が標準治療であることは以下のブログに記載した通りですが、治療の簡便さの点から、実地臨床ではトポテカン / ノギテカン、もしくはアムルビシンが今でもよく使われています。

 

http://oitahaiganpractice.junglekouen.com/e815982.html

 今のところ、小細胞癌には有効な分子標的薬 / 抗体医薬がありませんし、免疫チェックポイント阻害薬も使えませんし、化学療法の選択肢も非常に限られています。

 三次治療以降は有効なものがありません。