http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(17)30819-X/fulltext
Smoking prevalence and attributable disease burden in 195 countries and territories, 1990?2015: a systematic analysis from the Global Burden of Disease Study 2015
Lancet. Published online April 5, 2017 http://dx.doi.org/10.1016/S0140-6736(17)30819-X
・2015年現在、全世界の年齢調整喫煙率は男性25%、女性5.4%
・1990年から2015年の間に、男性では28.4%、女性では34.4%低下した
・東欧・東南アジアでは全世界平均より喫煙率が高い
・2015年現在、世界中に9億3300万人の喫煙者がいる
・7億6800万人(82.3%)は男性
・上位10ヶ国で喫煙者全体の63.6%を占める
・中国、インド、インドネシアの男性喫煙者上位3ヶ国で全世界男性喫煙者の51.4%を占める
・米国、中国、インドの女性喫煙者上位3ヶ国で全世界女性喫煙者の27.3%を占める
・男性喫煙者よりも女性喫煙者の方が地域集積性が小さい
・喫煙者数上位10ヶ国のうち、7ヶ国では男性喫煙率が、5ヶ国では女性喫煙率が1990年から2015年の間に低下した
・インドネシア、バングラデシュ、フィリピンでは男性喫煙率が低下しなかった
・フィリピン、ドイツ、インドでは女性喫煙率が低下しなかった
・女性喫煙率が3%を下回る国(中国、インド、バングラデシュ)では喫煙率が低いままに保たれた
・ロシアとインドネシアでは女性喫煙率が上昇した
・2015年には、喫煙に起因する死亡数は640万人に達し、2005年と比較して4.7%増加した
・死亡数のうち75%以上は男性だった
・死亡数のうち52.2%は4ヶ国(中国、インド、米国、ロシア)で占められていた
・唯一エジプトでは、2005年から2015年にかけて喫煙関連年齢調整死亡率が上昇し、11.4%にのぼった
・82ヶ国では、2005年から2015年にかけて喫煙関連年齢調整死亡率が低下した
・悪性腫瘍と慢性呼吸器疾患では、喫煙が危険因子の最たるものだった
・2015年時点の日本の喫煙人口は、中国、インド、インドネシア、米国、ロシア、バングラデシュについで7番目、男性は1530万人、女性は490万人
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