2023-01-01から1年間の記事一覧

・限局型肺小細胞がんとデュルバルマブ同時併用化学放射線療法・・・韓国、ドイツにおける第II相試験

前回までの記事で見てきた通り、限局型肺小細胞がんの治療開発は停滞気味です。 一方、進展型肺小細胞がんには、アテゾリズマブやデュルバルマブといった抗PD-L1抗体に分類される免疫チェックポイント阻害薬をカルボプラチン+エトポシド併用療法と一緒に使…

・限局性肺小細胞がんに加速過分割照射はまだ必要か?

前回の記事では、限局型肺小細胞がんに対するシスプラチン・エトポシド併用療法+同時併用加速過分割胸部放射線照射に関するエビデンスをおさらいしました。 それを踏まえての、今回の報告です。 限局型肺小細胞がんに対してシスプラチン・エトポシド併用療…

・限局型肺小細胞がんに対するシスプラチン・エトポシド併用療法+同時併用加速過分割胸部放射線照射

分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬の登場により、21世紀に入ってからの肺がん薬物療法は随分と様変わりしてきました・・・、という語り口ももはや陳腐化してきましたね。 21世紀もほぼ四半世紀を既に終えようとしており、「新世紀」とか「21世紀…

・CheckMate227試験 日本人サブグループ5年間追跡調査結果

先日少しだけ取り上げたCheckMate 227試験の5年間追跡調査後の日本人サブグループ解析について、改めて取り上げます。 CheckMate 227試験は、PD-L1発現状態別にいろいろとてんこ盛りで検証しようと極めて複雑な臨床試験デザインが組まれ、しかも途中で大きな…

・CheckMate 9LA試験 日本人サブグループ3年間追跡調査結果

先日少しだけ取り上げたCheckMate 9LA試験の3年間追跡調査後の日本人解析結果について、あらためて取り上げます。 CheckMate 9LA試験は、進行非小細胞肺がん患者さんを対象に、プラチナ併用化学療法2コース+ニボルマブ+イピリムマブ併用療法の意義を検証し…