日本肺癌学会のアンケート調査

 日本肺癌学会から、2017年2月13日付で以下のようなアンケートが来た。

 アンケートに答えながら、設問を見て、本ブログを続けるべきかやめるべきか真剣に悩んでいる。

 本ブログは広告目的はなく、(私見は織り込んでいるかもしれないが)故意にゆがめた情報もない。

 しかし、後から見直して不正確だった(記録を残したのちに見解が覆された)内容はないかと言われれば、否定できない。

 講演会やセミナーの内容は、例え公的な学会で報告されたものでも演者の私見などの不確定要素が含まれるため、一時期から演者を記載しないようにした(そもそも、企業主催の講演会・セミナーで発表される内容はバイアスがかかっていることが多いため、最近では出席を控え、ブログでは取り扱わなくなった)。

 

 そうはいっても、インターネットでのe-ラーニングですら、ほとんどの場合製薬企業などがスポンサーについている。

 あらゆる学会が、スポンサー抜きでは運営すらままならない。

 医療費高騰の問題を考えるに、医療界の大きな自己矛盾を感じる。

 

 

肺癌学会会員各位

 この度、「がん診療に従事する医師から、患者に向けたインターネット情報の提供について」というアンケートを企画し、

肺癌学会会員各位を対象として本アンケートを行う事となりました。

 回答にかかる時間は5〜10分程度です。

 がんに対する国民の関心は高く、インターネットを利用して情報を集める患者・家族は多くなっていると思われます。

簡便に広く情報収集できる利便性は無視できませんが、一方でインターネット上に溢れる情報には広告を含め、

不正確なばかりか故意にゆがめられた情報があるのも否めないと思われます。

 初期的なアンケートではありますが、インターネットによる情報提供の現状把握をするとともに、

そのより効果的な活用法の普及に向けて課題を抽出することを目的としています。

得られた結果は2017年10月に開催される第58回日本肺癌学会学術集会で報告し、

会員の皆様のご議論を賜りたいと考えております。

お忙しいとは思いますが、何卒よろしくお願いいたします。