米国食品医薬品局、進展型肺小細胞癌に対する初回アテゾリズマブ併用療法を承認

 ついに、進展型肺小細胞癌の初回治療に、ほぼ20年ぶりに新たな治療が加わることになった。

 免疫チェックポイント阻害薬のbig waveが、ついに小細胞肺がんの実地臨床の領域にも押し寄せてきたのだ。

FDA Approves Atezolizumab for Extensive-Stage Small Cell Lung Cancer

By The ASCO Post

posted: 3/19/2019 1:34:47 PM

Last Updated: 3/19/2019 1:34:47 PM

 2019年3月18日、米国食品医薬品局は進展型肺小細胞癌患者に対する初回治療として、カルボプラチン+エトポシド併用療法下でのアテゾリズマブの使用を承認した。

 米国では、進展型肺小細胞癌患者で標準治療終了後のニボルマブ使用が承認されているが、今回は初回治療から免疫チェックポイント阻害薬が使えるようになる。シスプラチンではなく、カルボプラチン+エトポシド併用療法下での承認なので、適用される患者の裾野は広くなりそうだ。外来での治療にもfitするだろう。

 もととなったIMpower133試験の概要は、以下を参照。

http://oitahaiganpractice.junglekouen.com/e943506.html