2021/11/26-2021/11/28まで、第62回日本肺癌学会学術集会が開催されました。
会場はパシフィコ横浜で、現地参加とオンライン参加、どちらも選択可能なハイブリッド形式でした。
地方在住の参加者にとってはとてもありがたい形式です。
当然のごとく、オンラインで参加しました。
初日はフルタイムの勤務を終えて、イブニングセミナーだけ聴講しました。
週末は私用の合間を縫いながら参加しました。
会期後にオンデマンドで聴講できるのは教育講演だけなので、あれもこれもと聴講できないライブ講演なのは現地参加と変わりません。
とはいえ、あちこち移動しなくて済むこと、週末に家や職場を空けないで済むことのメリットは計り知れません。
当然旅費もかかりません。
現地参加しなければ得られない果実は当然ありますが、その果実もテクノロジーの進歩とともに今後少なくなっていくでしょう。
メタバースの仮想空間内で学会に参加する日は、そう遠くないかもしれません。
当時、国内は新型コロナウイルス感染患者数が減少し、警戒が緩んでいます。
一方、欧米を中心として海外では新型コロナウイルス感染者数が増加に転じています。
1週間足らずでオミクロン株が急速に拡散しつつありますが、我が国で次の波が来るのはもはや時間の問題でしょう。
年末年始に患者数が増えるだろうことは想像に難くありません。
今日は聴講内容には触れずに、タイトルの通りセルペルカチニブについて書き残します。
ありがちな話ですが、学会の時期はいろんなことが起こりやすいものです。
今年は病理所見記載のWHO分類第5版準拠への切り替えと、セルペルカチニブの薬価収載が学会開催にシンクロしまし。
セルペルカチニブの詳細情報は以下を参照のこと。
→https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/42910F2M1020_1_02/
2021/11/25に薬価収載され(=価格が決まり)、メーカー発表によると、2021/12/13に発売されるそうです。
セルペルカチニブ導入のため、早速義父の入院予約が成されたもようです。
確定診断から約1年、満を持して真打登場です。