ALEXと脳転移

 J-ALEX試験とALEX試験については、以前の記事にまとめた。 http://oitahaiganpractice.junglekouen.com/e902483.html  ALEX studyにおいて、治療開始時点で脳転移のあった人、なかった人それぞれの解析が行われ、ESMO2017で発表されていた様子。  あってもなくても、アレクチニブ群では無増悪生存期間は中央値に達していない。  アレクチニブ群とクリゾチニブ群で、 ・頭蓋内奏効割合:頭部放射線治療歴のある患者では85.7% vs 71.4%、ない患者では78.6% vs 40.0% ・頭蓋内病変による病勢増悪の割合:4.6% vs 31.5%, ハザード比0.14(95%信頼区間 0.06-0.33, p<0.0001)