平成30年度診療報酬改定と肺がん診断のための検査

 先日開催された2018年度日本呼吸器学会総会。

 聴講しようと思っていたセッションが大賑わいで、会場に入りきれなかった。

 それじゃあということで、保険委員会報告に顔を出してきた。

 実務に関わっている医師よりは、病院の管理をしている医師の方が多いような雰囲気だった。

 肺がん診断に関わりそうな改定は以下の通り。

・経気管支肺生検:4800点

https://clinicalsup.jp/contentlist/shinryo/ika_2_3_4/d415.html

・電磁ナビゲーション併用時の経気管支肺生検:5500点

https://clinicalsup.jp/contentlist/shinryo/ika_2_3_4/d415-3.html

・EBUS-TBNA検査中の迅速細胞診加算:450点

https://clinicalsup.jp/contentlist/shinryo/ika_2_13_1/n003-2.html

 EBUS-TBNAのみとはいえ、気管支鏡検査中の迅速細胞診に診療報酬が認められたことは喜ばしいことだ。

 通常の気管支鏡下生検でも認められると、現場での導入が進み、正確な診断のために努力している細胞診技師さんの努力が報われよう。