Entrectinib - ROS1 / NTRK inhibitor, underconstruction

 以前、ROS1融合遺伝子陽性肺がんで、クリゾチニブ耐性になっちゃったらどうしよう、という相談を頂き、苦し紛れに以下の記事を書いた。

http://oitahaiganpractice.junglekouen.com/e930157.html

 苦し紛れで書いた記事をご覧になった別の方から、

 「実は、家族が子宮原発の小細胞癌で、主治医に調べてもらったらROS1融合遺伝子陽性で・・・」

という、更に難しいご質問を頂いて、しどろもどろになりながらもできる限りのお答えをした。

 その方が検討しておられたEntrectinibの臨床試験、結局適応基準を満たせず参加しなかったとのことだった。

 2018年10月22日付で、Roche / 中外製薬からこんなプレスリリースが発出されていたようだ。

https://www.chugai-pharm.co.jp/news/detail/20181022160001_776.html

 

 ROS1 / NTRK、いずれも肺がんで認められる頻度は低い異常だが、効率よく検出される検査技術が望まれる。

 次世代シーケンサーでの網羅的解析、実地臨床への適用が待ち遠しい。

http://oitahaiganpractice.junglekouen.com/e942705.html

 一方、改訂版LC-SCRUMの当院倫理審査委員会が1週間前に行われ、承認された。

 事務局に報告し、現在は患者登録用の資材が届くのを待っているところだ。