pseudo-progression?

 ニボルマブを開始されたある肺癌患者さん、開始1週間後の段階では、患者さんはピンピンしていて何事も起こっていないようです。

 一方、胸部レントゲンで見る限り、わずかながら腫瘍が大きくなっているようでした。

 これまでの経過からすると腫瘍そのものの増大よりも、ニボルマブによるいわゆる「pseudo-progression」と思いたいところですが・・・。

 効果判定CTを撮影する時期には縮小していることを祈ります。

 ニボルマブの適正使用に関するステートメントが日本臨床腫瘍学会から公表されています。

 http://www.jsmo.or.jp/

 また、それに関する一般向けの解説が以下に掲載されています。

 http://オンコロジー.com/news/160120k01

 ニボルマブを使っている、もしくは使おうとしている患者さん、ご家族、医療従事者は是非ご一読を。