<免疫チェックポイント阻害薬の安全性と応用>
2016年4月9日 日本呼吸器学会総会 宮城県立がんセンター 前門戸 仁先生
・docetaxelと比較して、Nivolumabは有害事象の頻度自体は少ない
all grade: 86% vs 58%
>grade 3: 55%vs 7%
・Ipilimumabでは、時系列では皮膚→消化器→肝臓→内分泌の順に有害事象が出現する
・Nivolumabに関連したILDは全体の5-6%に発症する。
国内外で頻度に差は見られない。
ほとんどが投与開始から8週以内に発症する(9例中7例)。
・irAEでsteroid投与が必要になった患者では、腫瘍縮小効果もよい傾向
・PSL<10mgとなったら再投与を考慮する。