IMpower131・・・KEYNOTE407に及ばず

 未治療進行扁平上皮肺がん患者を対象に、アテゾリズマブを標準化学療法に上乗せすることの有効性を検証したIMpower131試験。  全体として全生存期間の延長は認められなかったが、TC3(腫瘍細胞の50%以上がPD-L1を発現)もしくはIC3(腫瘍病巣内の炎症細胞の10%以上がPD-L1を発現)の患者では認められたとのこと。  競合するKEYNOTE407試験の結果は以下を参照のこと。 http://oitahaiganpractice.junglekouen.com/e935263.html  しかし、TPS≧50%の患者群ではペンブロリズマブ単剤療法という選択があるわけで、  TPS≧50%:ペンブロリズマブ単剤療法  TPS<50%:ペンブロリズマブ+カルボプラチン+ナブパクリタキセル併用療法 とするのがシンプルでいいだろう。 http://oitahaiganpractice.junglekouen.com/e962588.html