・12年ぶりで改めて代替医療に関する私見

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 12年前の年末にも、この話題について書きました。

 改めて刷りなおすことにしました。

 

 12年前もそうでしたし、3回目のブログお引越しになる今回も、状況は変わりません。

 お願いしてもいないし、逆に申し出もないのに、早速ブログに代替医療のリンクが貼られています。

 とはいえ、いまのところ無料でこのプラットフォーム(ブログ基盤)を利用させていただいていますので、プラットフォームの収益確保のためにこうした広告が貼られるのはやむを得ないことです。

 本ブログのテーマに引っ張られてのことか、貼られる広告があまりにも代替医療関連のものばかりだったので、心配した以前の職場の上司が

 「大丈夫?」

とご連絡をくださったほどでした。

 一定の利用料をプラットフォームに支払うと広告貼り付けを拒否できます。

 お支払いをしたら、本当にきれいさっぱり広告がなくなりました。 

 今回も利用料支払いの手続きをしようと思っています。

 一方で、利用料をどこから捻出するのか考えなければなりません。

 

 代替医療については、いろいろな意見があります。

 今のところ代替医療について深く勉強したことがない(する気にならない)ので良いとも悪いともいえません。

 一部の医療機関では、「代替医療相談専門外来」なんてのも開設されているようです。

 

 ただ、はっきり言えることは、これまでの社会人生活の中で代替医療が奏効した患者さんの経験はありません。

 このテーマで初めて記事を書いた当時も、12年経過した今も、基本的には変わりません。

 たったのひとりも経験がありません。

 ですから、経験上自分からはお勧めできません。

 

 無料ブログへの貼り付けを含めた派手な広告をお金をかけて展開している代替医療を提供する事業主が、そのお金の回収のために高額な治療費を請求するのは事業としてやむを得ないことだと思いますが、治療を受ける患者さん、ご家族にはそうした仕組みをきちんと理解していただかなければなりません。

 

 私の患者さん、あるいはご家族が、自由意思で代替医療を始めたいと希望したときは、あなたがたの責任の範囲内であれば結構ですよ、とお話しすることにしています。

 知人・友人から勧められて、無碍に断ることもできず代替医療を開始した、というケースも少なくありません。

 私自身、親族にせがまれて、「水素水」の本を買って読みましたし、実際に水素水を買って飲ませもしました。

 飲ませている期間の治療は全く効きませんでした。

 知人が以前くれたサルノコシカケを煎じて飲んだとも聞きました。

 これまた全く効きませんでした。

 

 効果はともかくとして、自由意思で代替医療を受けることによる精神的な安寧効果はあるでしょう。