・CoVIDいまだ健在なり

 

 今日はがんとは関係ない話題です。

 

 ここ1週間くらい、CoVIDに翻弄されています。

 訪問診療先の患者さんが発症したかと思えば、週半ばから病棟クラスターが拡大し、自分の担当する入院患者さんだけでも水曜日に2人、金曜日に1人、土曜日に1人、今日は3人が発症しました。水曜日に発症した2人のうち1人は、土曜日の未明に急変し亡くなってしまいました。

 

 2類感染症のときはそれはそれで大変でしたけれど、少なくとも感染制御の面ではあまり迷うことなく、最大限の警戒をすればよかったのですが・・・。

 5類のインフルエンザ並みの扱いになると、大規模クラスターが発生したときにどこまで感染拡大対策を厳しくすればいいのか、難しい判断を迫られます。

 感染確定者、濃厚接触者は従来通り隔離し、お世話をするスタッフは従来通りN95マスク、ゴーグル、PPE、帽子、二重手袋をして、ガッチリと個人防護体制をとって対応しています。

 しかし、感染確定者、濃厚接触者でなければ、行動制限も面会制限もしていません。

 結果として、こうした患者さんから新規発症者が出てしまい、感染拡大を許してしまっています。

 この3連休の治療薬院内在庫が尽きつつあり、その点でも頭が痛いです。